六十四卦 · 第6卦
第6卦:天水訟
天と水が違う方向へ進む. 何についての対立かを確かめる.
易経の自然のイメージをもとに書いた、独自の現代的な問いかけです。原典の卦辞や爻辞の翻訳ではありません。
何についての対立かを確かめる
天は上へ、水は下へ向かい、方向の違いが見える卦象です。対立の中では、事実、感情、期待が絡まりがちです。今、どれに応じる必要があるのでしょうか。確かめるべき誤解、伝えるべき境界、話し合ってもなくならない違いが見えてくるかもしれません。
自分に問いかけること
いちばん理解してほしいのは、起きたこと、感じたこと、それとも変えてほしいことでしょうか。
試せる小さな一歩
大きなくくりの非難を、具体的な出来事と明確なお願いに置き換えましょう。相手にも、その人から見た経緯を話す時間を設けてください。
図形の読み方
上卦は天、下卦は水です。第1爻は一番下、第6爻は一番上にあります。卦は六爻の図形で識別するもので、入力した問いとの単語の一致で選ぶものではありません。
イメージを、自分の知っている実際の状況と合わせて読んでください。当てはまる点も、当てはまらない点も観察します。之卦は変爻によって決まるので、この卦に固定の「次の卦」が一つあるわけではありません。
原典 · 第6卦
『周易』の中国語原文と、当サイトの短い解説です。現代の振り返りのヒントは別に示します。
卦辞
有孚,窒,惕,中吉,终凶。利见大人,不利涉大川。
平易な解説自分は誠実で正しいと思っていても、妨げに遭う時には争いの拡大を警戒する必要があります。最後まで争い抜くより、ほどよい所で止まり、公正で確かな判断を求めることを重視する読み方ができます。
六つの爻辞 · 下から上へ
第1爻
不永所事,小有言,终吉。
平易な解説争いを長引かせず、少し言い分が残っていても、収まる余地を作る姿です。何を明確にする必要があり、何はここで終えられるか考えられます。
第2爻
不克讼,归而逋,其邑人三百户无眚。
平易な解説争いに勝てずに退き、共に暮らす人々まで巻き込まない姿です。対立から離れ、影響が及ぶ範囲を抑えることに重心があります。「三百戸」を、今の関係者の人数の予測には使いません。
第3爻
食旧德,贞厉,终吉。或从王事,无成。
平易な解説これまでの蓄積と自分の役割を守り、難しさには気を配りながらも、余分な功名を争わない姿です。共に行う仕事では、まず責任を着実に果たすことへ目を向けられます。
第4爻
不克讼,复即命渝,安贞吉。
平易な解説争いが成り立たないとわかり、もとの構えを改めて、落ち着いて保てる筋へ戻ります。勝たなければならないという思いを手放すことも、動ける余地を取り戻す手がかりになります。
第5爻
讼,元吉。
平易な解説中ほどにあって公正な裁きによって、争いが扱われる姿です。現代では、確かな証拠、ふさわしい手続き、判断を信頼できる仲介者へ注目する読み方ができます。
第6爻
或锡之鞶带,终朝三褫之。
平易な解説争いによって授けられた飾り帯が、朝のうちに繰り返し取り上げられる姿です。失われやすい名誉を通して、そのように得た勝利がどれほど確かなものかを問いかけています。
最初の収録は第1〜6卦です。中国語原文は簡体字で示し、句読点を整えています。解説は一つの現代的な読み方であり、逐語訳ではありません。
一つの爻を変えると、どうなるか
この表は一回につき一爻だけを変えています。実際の卦で複数の爻が変わる場合はすべて同時に反転するため、下のどの行とも異なる結果になることがあります。図形の変化を示す表であり、原典の爻辞の翻訳ではありません。
気づきを記録する
この卦が出たら、問い、銭の六つの合計、これから観察したいことを一つ残してみましょう。後日、実際にどうなったかを記録します。文章が当てはまらなかった場合も含め、自分の理解の変化を振り返る手がかりになります。
原典の参照: 中國哲學書電子化計劃「周易」. 卦名の表記は訳書によって異なります。番号、中国語名、ピンイン、図形を合わせて識別できます。 方法・出典・プライバシー.